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事業計画について(平成29年度)

1 大学等と地域社会との交流及び連携並びに地域貢献に関する事業

(1) 市民参加型イベント・講座等の開催情報の共有化

市民の生涯学習機会の向上、大学等の地域貢献事業のPRにつなげるため、都留市や各大学等で開催しているイベントや講演などの情報の一元的提供に向け、大学コンソーシアムつるHP及び市広報トピックスなどを活用する中、担当者間の連絡を密に取り、情報の「見える化」を推進する。また、イメージキャラクター(コンつるくん&ツルシアちゃん)により、市民等に親しみやすい大学コンソーシアムつるを目指す。

(2) 市民や民間企業を対象とした研究成果の還元

市民や企業を対象とした健康、福祉、医療、教育、防災、産業等の様々なデータを収集し、研究活動に活用するとともに、市民等公開講座や地元企業との連携による成果発表会などを通して、その研究成果を市民に対し還元する。

(3) 各種イベントへの共同参加

都留市主催の産業まつり、各大学等で開催する公開講座及び各種イベント等への共同参加を呼びかけ、市内に所在する大学等の地域貢献を広く促し、各大学の持っている知的資源を市民へ還元する。

 

2 大学等相互の教育研究分野における連携に関する事業

(1) 大学間連携研究会事業

大学コンソーシアムつる会員間の連携による資源の共有化と相互補完、効率的な教育改革の推進を目的に、大学連携による講演会や研究会を開催し、大学コンソーシアムつる会員が共通して直面する問題及び共同して取り組むべき課題について、情報交換や人的交流を含めて連携の強化を図る。

人的交流として、産業技術短期大学校の社会学及び経済学の履修科目の講師としての都留文科大学からの派遣を継続して行う。また、産業技術短期大学校による市内小学校での出張授業や体験教室などを実施する。

若手職員等による「スリーキャンパス交流促進プロジェクトチーム」を設置し、“交流風土”と大学間連携研究事業へと発展することを目指し、 “スリーキャンパス交流事業”を展開していく。

 

3 大学等と産業界との連携に関する事業

(1) 知見に基づく製品等の開発と研究成果の共有

医療介護福祉分野に知見を有する健康科学大学及び産業技術短期大学校並びに市内の高度な技術を持つ機械金属工業事業者や介護事業者などとの連携により、機械金属工業をはじめとした地域産業の振興を期待する。

「都留市CCRC構想研究会」参加の市内企業と健康科学大学との共同で、感染症対策の商品開発の取組による安全で住みやすいまちづくりへの貢献や事業拡大など、産学官連携による研究開発に向けて調整・研究を行う。また、卒業研究における民間企業(各種組合・業界団体・事業所)とその成果の連携を図る。

 

4 大学等の学生間交流に対する支援事業

(1) 各種イベント、ボランティアによる学生の交流支援

子どもたちに「ものづくり」や「健康づくり」への興味を抱いてもらい、自校の魅力発信と将来の学生確保につなげるため、地域に根差したイベントとも言える都留文科大学生主催の「つる子どもまつり」に他大学の学生が参加するなど、地域連携及び大学間連携を積極的に推進する。また、各大学主催のイベント(学園祭等)にも相互に参加することで、学生間交流を深める。

都留市や都留文科大学が有しているボランティア情報を共有化するとともに、ボランティア活動を各校共同で実施する。

更に、“スリーキャンパス交流事業”の一環としての展開も検討していく。

(2) 学生企画事業補助金

大学と市民・企業などとの間に連携が生まれることを期待し、市民や学生間同士が連携して、都留市をフィールドに企画・運営・実施するイベントやプロジェクト等に対し、その費用の一部を都留市から助成(市民委員会活動助成事業等活用)する。また、学生企画事業へと発展するように、インターンシップ等からアイデアを集い、実践する機会を創出する。

 

5 大学等の広報に関する事業

  • 会主催イベント等のマスメディアへの周知、市広報への掲載

  • 市民参加型イベント・講座等の開催情報の共有化を図るため、大学コンソーシアムつるHP及び市広報トピックスなどを活用する中、担当者間の連絡を密に取り、情報の「見える化」を推進する。また、イメージキャラクター(コンつるくん&ツルシアちゃん)により、市民等に親しみやすい大学コンソーシアムつるを目指す。【再掲】

 

6 その他、本会の目的を達成するために必要な事業

(1)「生涯活躍のまち・つる(大学連携型都留市版CCRC構想)」の推進

都留市が計画している「生涯活躍のまち・つる」については、大学等が市民の生きがいづくりや社会参加において、大きな役割を担うことが期待されていることなどから、平成28年6月2日に、政府が推進する「生涯活躍のまち」構想の実現を進める全国先進7団体に、「大学連携型」の先進的な取り組みとして都留市が選ばれている。また、同29年5月9日の山本幸三地方創生担当大臣の発言では、生涯活躍のまちの自治体の最新の取組状況として、「山梨県都留市では、3大学が立地するという特徴を生かして、大学相互の連携、大学との地域連携等により、市民向けに生涯学習会等を創出している。」と、好事例の代表として記者団に向けたコメントを出しており、その取組は注目されている。

その中心的な役割を担う本会としても、大学等が「知の拠点」として、また、実践技術者の育成機関として、それぞれの特色を持った知的資源と人的資源を活かした学習プログラムの構築や、連携による相乗効果を図れるよう、引き続き、その調査・研究を行う。

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